カブ110、燃料添加剤+O2センサー清掃+スロットル開度リセット
2022/04/04追記
スプロケやタイヤ交換時の回転数や速度の変化
それらをスマホやPCで簡単に見れるようにExcelで簡単な計算表を作成したので見てやってください。
C125,CT125用も作って個別にダウンロードリンクも貼ってあります
コチラ
エンジン始動直後吹け上がらない症状多発
なんか出だしでもたつくなぁ…
吹け上がり悪いなぁ…
アイドリング安定しないなぁ…
って時にやると改善する可能性のある方法
もちろんプラグ交換やオイル交換等をしっかりやっている状態で、ですよ
今回色々とやろうと思ったのは、最近またこの症状がよく出るようになったからです
・エンジン始動直後、全く吹け上がらず発進出来ない
(何度かアクセル煽ってズボボボ言いながら100mとかちょっと走ると治まる)
以前にもビッグスロットルボディに交換後に多発してましたが、その時は燃料添加剤を入れてハイオク入れて…
とかやって、あとはあまり気にせずひたすら走ってたら改善しました
その時のが酷い症状で、しばらく走っても一度コンビニとかに寄って再始動したらまたズボボボってなってました
・発進時に吹け上がるまでにちょっとタイムラグがある
そこまで物凄い気になる、って程でもないのですが…
発進時に出だしでちょっとつまづく感じ
・中回転域から高回転域の間に少しだけ谷がある
これも少しだけでそこまで気になるほどではないですが
確実にあって巡行時にそこを使ってしまうとちょっともたつく
で、発進時の不具合が再発、他もちょっと気になるので再び燃料添加剤を投入して様子見をしてみる事に
あとは以前BRD風パワフィルBOX化した時にスロットルボディ外して徹底的に清掃してから組みなおしたのですが、その時にスロットル開度リセットしてないな、と
それとその頃から
ボンバーマフラー→純正→キタコクラシックダウン→純正→モリワキマフラー
と排気系も何度も変えているもので…
補正の範囲内かもしれませんが、一度まっさらにした方がまぁ良いでしょう、と
必要なのか分かりませんがやってないからこれもやっておこう、と
で、最後に一度も触ってないO2センサー
これも清掃目的というか…
どれくらい汚れてるものかと確認も含めて外して清掃、と…
費用的に一番かからないのがO2センサー清掃
次が開度リセット、で最後に燃料添加剤
ってなりますが…
オススメする予定の添加剤も安いので全部やっても500円くらいで出来ますので
何か調子悪いなぁ、って時にちょっとお試しでやって、調子戻ればラッキー、程度でやるのがよろしいかと
順番的に、簡単な方からだと
1:燃料添加剤投入
2:O2センサー清掃
3:スロットル開度リセット
てな順番になるかと思います
ついでに点火プラグなんかも見ておいた方が良いでしょう
上から順番にやっていって、良くなればOK!
ちなみに結果から先に書いてしまいますが
一番効果があったのが開度リセット+IACバルブ初期学習でした
その次が燃料添加剤投入
燃料添加剤入れてしばらく走ったらかなり改善して、最後に開度リセットしたらほぼ症状治まりました
O2センサーはまぁどうせそのうち症状出るだろうから予防整備的な感じになりました
まだ始動直後、というか…
始動して一番最初の発進時にちょっとボコつく時はありますが、一度発進したら治るので…
これはバッテリーもそろそろ怪しいかもなぁ、と…
充電器で充電はしましたけど、性能が低下している可能性も高いかなぁ…
これも近々交換する予定なのでまたそれで症状がどうなったか書いてみたいと思います
燃料添加剤投入
使用した添加剤は、以前から愛用しているAZ社のもの
これがまた効果覿面でして、周りのみんなにオススメしています
2年くらい前から定期的に投入しています
スクーターによくあるカーボン噛みの予防にもなると思います
定番はワコーズから出ているフューエル1ですが
それより濃度が濃い
それでいて安い
そして容量が選べる
カブに使う場合、お試しの場合は上のリンクの50mlで十分です
送料込み405円
バイクなどの、タンク容量が30L未満に使用する場合は0.3%以上添加しないで下さい。
との事なので…
4.3Lタンクのカブ110の場合は1回12.9ml
自分の場合は何回か継続して入れるので毎回10mlずつ入れてます
継続して入れる場合には、残ったガソリンと混ざって濃度がちょっとずつ濃くなるのでそれくらいずつ入れるとちょうど良くなるかな、と
初回は2~3回継続して入れてみるのが良いです
計量用のカップはダイソーで買った調味料測るやつですw
下の方は100ml×2本で送料無料の825円
自分はZ750Sにも使用予定なのでこっちをチョイス
効果は確実に感じて良くなったのでそのうち車にも投入予定です
Z750Sは18Lタンクなので約50ml投入予定
これも2回継続予定なので100mlボトルがありがたい
大体ネイキッドだとこれくらいのタンク容量多いので100mlはかなり良い容量
フューエル1だと容量選べないし…
で、使ってみて
カブ110に使ってみたらばまぁ快調になりました
添加中はもちろん燃料が濃くなるので振動が増えたり吹けが重かったりします
それは当然
それで低評価とか付けている方もおられますが
使用が終わって普通のガソリンに戻してからが本当の状態です
初めて添加し終わった時に感じたのは
とにかく吹け上がりが軽くなった
燃費が明らかに向上した
アイドリングでの不安定感が皆無になった
特に一番顕著に出たのが燃費
吹けがスムーズになってスロットル開度が減ったのか…
それまで夏場でも46~48㎞/lだった燃費が全く乗り方変えずに52~55km/lへと向上
詐欺広告みたいな嘘みたいな燃費向上しました
それ以来ずっと好燃費を記録しているので、元々インジェクターとか何か詰まったりしてたのかなぁ、とか思ってしまうほどで…
定期的に添加を続けていて、今は街乗り燃費56~59km/lほど
何かどんどん調子が良くなっていってます
10000㎞までは慣らしの範囲なのかカブは…
(もちろん走り方も走るルートも数年間全く変わっていません)
まぁとにかくそれで一気にこの燃料添加剤が気に入って常にストックしています
そう頻繁に使うものではないですけど、注文してから届くまで待つのが嫌な性格なもので…
とにもかくにも、この燃料添加剤はとにかくオススメ!
何か調子が悪いなぁ、とか
走行距離増えてきたなぁ、とか
中古で買ったけど最初にちょっとやっておきたいなぁ、とか
そういう場合に添加してあげると良いと思います
あとはオイル交換前に添加するのが良いです
落ちた汚れがオイルに混ざるので
そろそろオイル交換だなぁ、って時期に2回くらい投入して走ってあげて、その後オイル交換
これが一番良いと思います
頻度的には走行環境や走り方によって変わるかと思いますが
自分の場合は4000㎞毎くらいを目安にしています
街乗り、チョイ乗り多いので
O2センサーの清掃
これは前々から一度やっておかんとなぁ、とは思っていたのですが
不調が出てそれを清掃したら治った、という方の走行距離とか年数を考えると…
自分のは距離的にも症状的にもまだ先で良いかなぁ、と…
先延ばしにしてましたが、一度状態を見るのも兼ねてやっておきました
必要工具
・10㎜メガネレンチ
・17㎜メガネレンチ
・真鍮ブラシ
場所は点火プラグの下です
この10㎜のナットでガードされている部分
ボルトを外すと
こんな感じのゴムキャップが刺さっていますので、これを引っこ抜く
刺さっているだけなので、ちょっと回しながら引っ張るとスポンと抜けます
そしたら根元に17㎜のメガネレンチを差し込んで回す
緩める方向なので反時計回り、上方向に力を入れたら緩みます
で、緩んできたら手で回して、丁寧に落とさないように慎重に取り出して清掃
精密部品だそうで、ショックは厳禁、油脂類厳禁との事
本来なら新品交換するパーツでお値段8000円ほどだそうで
さて、14000㎞、4年間乗り続けた状態は、と…
えっと…距離と年数を考えたら普通…?
確かに根元はカーボン付着してるけどそこまで酷くない…
画像検索とかで見てきたものより全然普通で…
エアクリ加工とかマフラー交換してるから薄目になってて溜まりにくいのかな…
キャンプなんかじゃ上り坂ブン回して乗る事も多いし…
まぁとりあえず清掃しておきました
真鍮ブラシでシャコシャコと
真鍮ブラシは母材を傷つける事なく清掃出来るので1本あると便利ですよ
点火プラグの清掃なんかにも使ってます
あとはちょっと側面の錆びたチェーンの錆び落としとか
108円です
で、シャコシャコやってて気づいた
これ、前にチェーンの側面とかやったからチェーンオイルとか付いてしまってる…
他のやっておられる方々はエアーで飛ばしたりしてるけど…
パーツクリーナーでも大丈夫でしょ…
油分も落としたいし…
って事でパーツクリーナーで最後に清掃
そして戻す
効果のほどは…
特に分からんでした
もっとガッツリカーボン堆積してたり穴が詰まってたりエンスト多発してたりする状態なら効果覿面らしいですが
自分の場合はそんなに汚れているわけでもなく、特に変化なしかな…
まぁ同時に色々やってしまったというのもありますけどね…
ただカーボンが溜まっているのは清掃出来たので本当に予防整備的な感じ
あ、ちなみにパーツクリーナー使用して最後に洗浄しましたが、特に不具合無いです
O2センサーを落としたりしたらダメでしょうが
パーツクリーナー使うくらいならまぁ問題無いと思う…
使っておられる方少な目なので推奨はしませんけど
パーツクリーナー使ったら壊れた!弁償しろ!と言われても困りますしw
みなさんが使っておられるエアーダスターなんか使いましょう
スロットル開度センサーリセット+初期学習
キタコのビッグスロットルボディを購入したら説明書に書いてあったので当初はその通りにやって特に不具合無し
今Amazon見たら8130円になっていました
値段も最安値ですし、リセットとかに必要なカプラーや配線、説明書も丁寧なのでビッグスロットルボディを買うなら一番のオススメです
確実にトルクアップ、パワーアップしましたので費用対効果抜群です
交換は少々面倒ですけどね
画像で使用しているカプラーや短絡用ワイヤーなんかはこのビッグスロットルボディに付属してきたものです
カプラーだけで純正品は1300円するのでお得
それはさておき
調子が悪くなるとリセットしてみて様子見する、というのを何度か繰り返してますが
なかなか本当に完全に初期学習までしっかりやる、ってとこまでやってなかったりして…
何しろアイドリングで15~30分放置して、FIランプが20秒間点灯したら完了
っていうのが住宅街に住んでいるのでなかなかネックで
なので今回ちょっと遠出して周りに何もないところに夜行ってそこでリセット作業をして
アイドリング放置してボケ~っとしてたら無事に点灯を確認して完了
やり方はキタコの説明書にも詳しく書いてありますし、キタコ製だと専用のカプラーや短絡用の線も付いてくるのでそれを使用していますが
端子を短絡させるだけなので配線材、針金なんかでも出来ます
ホンダから専用のカプラーが純正パーツとして購入できますが、1300円くらいするみたいです
単なる短絡させるカプラーなのになぁ…
カプラー形状をしているとは言え、見れば分かるように短絡させてるだけです
青と緑の線を配線材なんかで短いの作るか、針金なんかで繋げば良いだけです
これでキーオンしてみてFIランプが点灯したままであれば正常
そのまま開度センサーリセットに進みます
ここで点滅なんかでエラーコードが出たらそれを消去してあげる必要があります
点滅の仕方、点滅の回数でエラーコードが分かります
カブ110 エラーコード
なんかで検索したら出てくるかと思います
もしエラーコードが出たら一度調べてみるのも良いかもしれません
ただ普通に使っていてFIランプが点滅するとか、何かしらの異常が起きてない限りはエラーコードが出ている、残っている事はまぁないとは思いますが…
エラーコードの消去方法
1,赤いカプラーから出ている緑と青線を短絡させてキーオン
2,短絡させたカプラーか配線材を外して、5秒以内に再接続
3,FIランプが消灯した後に点滅に変われば消去完了
(消灯した後に点灯していたら失敗)
スロットル開度センサーリセット
エラーコードの確認、消去で短絡させた赤カプラー部分の端子はそのまま、カプラーなら刺したまま
まず、左下のレッグシールド裏にある油温センサーのカプラーを外します
下部のボルト外してちょっとめくればレッグシールド外さなくてもアクセス出来ます
汚いですがお許しを…
この裏にあります
こんな感じに取れたら、こちらも端子を短絡させます
これで準備完了です
ここまでやったら開度センサーリセットは簡単
1,キーをオンにする(FIランプが早い点滅)
2,10秒以内に油温センサーに刺した短絡させた配線材を抜き取る
3,FIランプが遅い点滅に変われば成功
これだけです
キーオンにしたら油温センサーに刺した配線をシュコっと抜き取るだけ
そしたらキーをオフにして、忘れずに油温センサーを再接続しておきましょう
よし、あとは初期学習だ!とそのままキーオンすると油温センサーが接続されていないのでエラーが出て
またエラーコードリセットからやり直しになります
自分は何度もやりましたw
IACバルブ初期学習
短絡させたカプラーや配線材を全部戻したら初期学習です
やり方は…
アイドリングで放置
これだけです
15~30分くらいでFIランプが20秒間点灯、そして消灯したら完了
これが厄介
見てなきゃいけないし、住宅街だと出来ないし…(マフラー変えてるし…)
IACバルブって何ぞや、って感じですが
アイドル・エア・コントロール・バルブ
って名前の通り、アイドリングでのエア量をコントロールする部品ですね
キャブ触ってた方ならエアスクリューとかスロージェットみたいなものだと思えば分かりやすいです
なのでちょっと遠出して、そこで開度センサーリセット、初期学習完了まで済ませてきました
無事に点灯する瞬間の撮影も完了
今回は大体15分くらいだったかなぁ
エンジンが暖まってると完了するまでが早い気がします
点灯しなかったら失敗でやり直し、とか言われてるけど…
見落とす可能性もあるし…毎回待つのもキツイし…
なので不安な場合はスマホとかアクションカメラとかで動画撮影しておいて30分後くらいにキーオフして
その後に動画早送りとかして確認するとか…
それのが確実かと
リセット→初期学習完了後
まず明らかにアイドリングが安定
今までよりもちょっと低めになりました
毎回停止する度にちょっとアイドリング回転数が変わったり、ちょっとハンチングしたりしてたのが皆無
低めでピッタリ安定しました
キレイにストトトトトってアイドリングしてくれます
これはIACバルブの初期学習のおかげでしょう
走行時の違いとしては
吹けあがる時にちょっと引っかかる領域があったのが消えた
出だしのもたつきが消えた
(ブ…オォォォン…って感じだったのがスロットル開けたらその分スイっと進むように)
回転数が下がる時に引っかかっていた部分も消えた
(アイドリング回転数に下がる前に一息ついていたのが消えて、スッとアイドリング回転数に落ち着く)
一言で言えば軽快になった
別の言い方をすると、大人しくなった印象
とにもかくにも気になっていた部分が全部キレイに消えたので大満足です
今回しっかりと初期学習までキッチリやって、ちゃんとやっておかないとダメだったな、と痛感
結構ビッグスロットルボディにすると出だしのボコつき、不安定感は出やすいと思います
自分だけかと思っていましたが、症状が出ておられる方も結構いらっしゃるみたいでして
そんな場合にはこの3点セットで改善する可能性も高いです
自分がキレイに症状消えましたので
まずは燃料添加剤なんか入れてみるのが一番お手軽で良いかと思います
以前症状出た時はこれいれたら一発で治りましたから
その後にO2センサーのチェック、清掃
最後に開度センサーリセット→初期学習
これでもダメならまぁこんなもんだと納得して乗るか…
純正のスロットルボディに戻すか、かなぁ…
でもビッグスロットルボディの効果を体感してしまうとなかなかそれはねぇ…
自分の場合は吸排気もガッツリやっているからというのもあるかもしれませんけど
かなり快適になったし…
しばらくは仕様変更も控えて大人しく乗ろう…
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