PCX125 JF81、駆動系変更(プーリー側)
純正のままでもかなりよく出来ている駆動系だと感じていたので特にそこまでイジる予定はなかったのですが…
ちょっとだけ自分の好みに寄せよう、と思いちょろっとだけイジりました
高回転仕様にはせず、純正の良さを活かしつつ少しだけ気持ち良く乗れる感じ…ってのが理想です
あとはクラッチのジャダー対策
これは定番とは聞いていたものの、キッチリと自分のJF81でもジャダーが発生して不快だったので対策しました
クラッチ周りに関しては別で書きます
クラッチに関しても書きました↓
クラッチ側
JF81からプーリーが大径化されているみたいなのでプーリーはそのままかな、と
あとは特に色々やるよりもロスを減らす、とかそういう方向で考えました
って事でまずはプーリー側から
ドクタープーリー16.5g、ジュラルミン軽量プーリーボス
ドクタープーリーに関してはシグナスXからTMAX500まで使用してかなり好感触だったので迷うことなく決定
重さは迷いましたが、形状が独特で
低回転では落とし込みの増加で‐0.5gの効果
高回転では押し出しが増えて⁺0.5gの効果があります
純正が18.5gだったので様子見で2gくらいの軽量化から、という事で16.5gをチョイス
サイズは20*15サイズなのでアドレスv125と同じサイズ
昔大量にアドレス用のローラーあったけど処分してしまったのを後悔…w
あとはジュラルミンの軽量プーリーボスに交換する事でもローラーを軽量化したような効果が出るらしいのでこれくらいの重さからスタートでちょうど良いかな、と
プーリーボスの交換
プーリーボスはキタコのDLCコーティングされているものも候補ではあったのですが…
軽量なのを使ってみてどれくらいレスポンスとか加速の軽さが変わるのか興味があったのでアドバンスプロの軽量ピンボスへと決定
純正が101gなのに対してこちらは36gと、約1/3の重量
シムワッシャーが3枚付属していて、3枚追加でJF81純正の長さになります
プーリーボスの長さはJF56までが47.5㎜、JF81から49㎜へと変更になっているので
右が純正で左が強化ピンボス
1.5㎜短いので0.5㎜ワッシャーが3枚入ってます
JF56に使用する場合にはワッシャー追加で落とし込みできますね
JF81の場合はワッシャーを抜いて高速型にする事も可能かと
値段的にはそこそこのお値段ですが、この軽さは凄いです
箱に入って届いたのですが、何も入ってないのかと思うほどw
同時に交換するとどっちの効果か分からなくなるので面倒ながらも最初はプーリーボスだけ交換しました
結果、明らかに加速感が軽いです
確かにローラー軽量化したかのような感覚…
タコメーター無いので実際の回転数までは分かりませんが、レスポンスも良好でこれは良いですね!
あとは耐久性ですが、まだ交換後1000㎞なので何とも言えませんが全く問題は無し
いや、軽量プーリーボス舐めてましたわ…
ちょっと今後スクーターをイジる時には真っ先に候補になるかもしれませんw
駆動系色々やって最後の一押しでも良いでしょうし
純正の駆動系気に入ってるけどちょっとだけ変えたいって場合にも良さそうです
ドクタープーリーに交換
交換はローラーを入れ替えるだけなので簡単ですが…
形状が独特で向きがあります
入っているケースに記載されているのでその通りに入れると明らかにランププレートの落とし込みが増加するのが分かるかと思います
撮影してみたけど分かりづらかった…
と思ったのですが、サイド部分で少し分かるかと
シムワッシャー0.3㎜とかそれくらいの効果がある感じかな
シムワッシャーを追加して落とし込みが増えて出だしが良くなる
これが発進時の-0.5gの効果に貢献しているんでしょうね
ドクタープーリーは転がって変速ではなくてスライドしてランププレートを押し出していく感じなのでグリスは必須だと思っています
昔付けた時は何かイマイチだったけど、グリスアップしたら明らかに変化があったのでそれ以来絶対に付けるよういしています
普通のローラーの時は純正がグリスレスだったら社外ローラーにも塗らないですけどね
使用しているのはキタコの少量タイプ
たくさん付けても飛散してしまうので表面にうすーく付ける程度でも十分です
米粒大くらい取ってそれをローラーに伸ばしていく
容量は少ないですが、一度に使う量もかなり少ないのでこれ1本で十分長いこと使えます
あとはランププレートに付いているスライドピース
↑こういうやつです
これが当たる部分にはシリコングリスをこれまたうすーーく塗ってあります
(プーリー側の柱みたいになっていてスライドピースが当たる部分です)
シリコングリスは使い勝手が良いのでもっと容量が大きいやつを買っても良いのですが
結構高いので…
以前思い切って容量の多いものを買って使っていたのですが
庭で整備していて誤ってチューブを踏んでしまい全部飛び出てダメにしてショックを受けて以来こういう少量タイプにするようにしましたw
工具箱に入れても邪魔にならないですし、1本あたりが安くて様々なタイプのグリスがあるのでちょっと使いたい時には物凄い便利です
さて、それはともあれ交換してどうなったかと
完全に理想通りになりました
出だしから法定速度までの加速も十分
特に中速域でのレスポンスと加速が結構押し出される感じが増えて街乗りではかなり楽しいです
最高速はアタックしていませんが、90㎞/hくらいまではスムーズに伸びていってました
そこから先は試していないので未知数
まぁレブリミッターがありますし、最高速を伸ばしたいのであればFIコンは必須でしょうか
気になる燃費については、普段使いで少し向上
何度も色んな車種とかブログでも書いていますが、自分の場合はローラー軽量化で巡航速度に到達するまでが短縮されてスロットル開度が減るので燃費が向上します
加速感が楽しくてガンガン開けると燃費は落ちますけども
大体片道8㎞くらいの往復を週3日、片道2㎞くらいを往復で週2~3日の使用
これで冬場のこの時期でも平均46~47km/lほどで落ち着いています
年末年始にひたすらコンビニとかホームセンターの往復だけに使っていた時は40km/lほどまで落ちましたがまぁ当然ですねw
ウエイトローラーをどれくらいの重さにしたら良いか分からない
という場合には大体2g変えると変化が結構分かりやすいです
そこから先は個人の好みで変わるのでこの重さがオススメ!というのはなかなか難しいです
ただ、今回のドクタープーリー16.5gは結構万能な感じなのでまずはこれを試す、というのも良いかと
値段は高いですが、長持ちしますし加速感も良いので乗っていて楽しくなります
JF56とかまでは純正が18gなのでドクタープーリーも16gとかから試すと良いのではないかと
スムーズさと楽しさを維持するには結構定期的に開けてグリスとか塗ってあげる必要はありますが
これとかは14、15、16gのローラーが各6個ずつ入っていて2600円ほどなのでセッティング用としてもかなり良いんじゃないかと思います
これに12gを3個とか書い足せば12g×3と14g×3の実質13gも試せますし
それでもまだ高回転が欲しければ12g×6とかにしても良いですし
それである程度の重さの目安を決めたらそれに近いドクタープーリーを選んで最終セッティング
っていうのが一番手っ取り早くて確実かと思います
12gのドクタープーリーもありますからね
今のところ駆動系でプーリー側でイジっているのはこの2点だけですが、十分満足しています
もうちょっと加速を上げたいとも思いますが、中速域のフィーリングがとにかく気持ち良いのであまりバランスは崩したくないな、と
変更するにしても14.5g一度入れてみて様子見するかな、って感じです
ディスカッション
コメント一覧
いやー、検索しヒットしたのでじっくりと読ませて貰いました。
正に思い通りのやり方、パーツチョイスで真似させてもらいました。
初速から80までトルクフル、特に40からのもたつきがなくなってググっときますね。
ただ最高速は落ちた気がします、はっきりとは書きませんが(汗
80でエンジンうなりまくっていたのが落ち着きました、燃費上がるんじゃないかな?
ピンボスはjpb-pcx02になっていて49㎜でした、貴方様と同じ事をしようとすると、グラインダーで削る羽目になるのでそのまま付けました(苦笑
とにかく素晴らしいブログありがとうございます、これからも参考にさせてもらいます。
貴ブログとの出会いに感謝、貴方様の健康と益々のご活躍を祈念します。
本当にありがとう、おっさん心より感謝です。
返信遅くなりまして申し訳ございません
コメントありがとうございます!
そして非常にありがたい、嬉しいお言葉をありがとうございます!
駆動系をイジるのは好きなものの、だからといって偉そうに色々と語れるようなものでもないですし、好みも千差万別ですので難しいですし…
ただ自分の場合はここをこうやったらこうなった、という感想を書いておけば読んでくれた方の1つの情報というか、ヒントにでもなってくれたら嬉しい、という気持ちでつらつらと書き連ねています(笑)
PCXは元々の駆動系が非常によく出来ていてなかなか色んな所を両立させながら伸ばしていくのは難しいですよねぇ…
なので乗っていて楽しくなるようなセッティングに寄せてみたらあのような感じになりました
終わりが無いので最終的にシムワッシャーを0.1㎜単位で好みに合わせて組み合わせたりしつつある程度で妥協しましたが…
駆動系は駆動系でまとめた方が良かったかな、とも思いますが
あの後センタースプリングはベリアルの2.5%、BEAMSマフラーなんかに交換して北海道を激走した時は何やらメーターに111という数字が並んでいた事もあります
あと記事にはしていないのですが、一時期PCX150、KF30の純正マフラーも付けていました
自分が購入した時はアップガレージなんかで投げ売りされており1500円で買ってきて使っていましたが結構良かったです
出だしの唐突さが減って、中速~高速で伸びるようになりました
エキパイの径と出口の径も大きくなっていましたので、見た目はさり気なく抑えつつも高回転まで、高速域までとなると結構オススメの1本です