Instagramやってます
ほとんどバイクについてしか書いていませんが
お気軽にフォローしてください↓
Instagram

X(Twitter)

カブ110、ドライブスプロケット交換方法

2022年4月4日カブ110

広告

2022/04/04追記
スプロケやタイヤ交換時の回転数や速度の変化
それらをスマホやPCで簡単に見れるようにExcelで簡単な計算表を作成したので見てやってください。
C125,CT125用も作って個別にダウンロードリンクも貼ってあります
コチラ


カスタムの第一歩として一番オススメしたいドライブスプロケット交換

チェーンの調整さえ出来れば誰でも出来る
費用対効果抜群
巡行が楽になる
振動の低減

特にドリブンが純正で37丁でローギヤードになっているクロスカブなんかで街乗りメインだと結構恩恵は大きいかも


回転数と速度の関係性については↓
コチラ

チェーンの調整方法については↓
コチラ


そんなドライブスプロケットの交換方法です
これも非常に簡単で、カスタムの第一歩としては実用性も高くてパーツ代も安くてオススメ

JA07、JA10までは420サイズ

JA42プロ、JA44スーパーカブ、JA45クロスカブからは428サイズ

1000~1600円ほどです

クリッピングポイント社のが最安値で660円ほど

JA07,10用の420サイズ探すのにちょい苦労した…

JA44用の428サイズも同価格

純正の14~16Tがメインで、16Tにする場合には別途スプロケットガードプレートなんかも必要になるので…
お気軽に交換して、ってなると15Tが定番でしょう

平均350~450rpmほど巡行回転数が下がるので結構変わりますよ

ドライブスプロケット交換方法

書いておいてなんですが…
もっと詳しく画像も多く解説してくださっている方もおられるのでそちらのが参考になると思います…
自分じゃあそこまで詳しく書けませんので…

まぁそれはともかく作業を

まずはチェーンを緩めておきましょう

必要工具

・14㎜ソケット
・12㎜メガネレンチ

・10㎜ソケット
・8㎜ソケット(ディープソケット推奨)

6.3sqのソケットセットとかだと8㎜もそのまま入るかもしれませんが…
自分は9.5sqのラチェット+ソケットセットでやっています

まず最初にチェンジペダル後方右側のプレートを外します
上部は14㎜ナット、下部は12㎜のボルト
上部は奥まっているのでソケットレンチじゃないと厳しいと思います

あとはスプロケットカバーの8㎜ボルトを2本外すだけです
上部がこれも奥まっているのディープソケットとか薄いタイプのソケットじゃないと厳しいかも

手持ちのソケットが入らなかったら買う、って感じで良いと思います
自分は元々持っていたので普通のソケットは試していませんが…
まぁ普通のソケットでもギリギリ入るかなぁ

で、外したら右上に引っ張って隙間から抜き取ります
傷つくのが嫌な場合は養生テープなんかを貼っておきましょう

そしたらドライブスプロケットとご対面
固定は10㎜のボルト2本で留まっています

これは外すのも締め付けるのもメガネレンチでも一応出来ますが…
狭いので自分はソケットを使用しています
締付トルクは12N・mと非常に小さいので締めすぎ注意

外す場合はギアを入れると空回りせず緩めて外せます
10㎜のボルトを取ったら、それを止めているプレートを外します

実際に外したら分かりますが、この真ん中のシャフトのギザギザ部分
真ん中らへんだけ無くなっていて、このプレートが回るようになっています
文字だけだと分かりづらいですが

付くようにしか付かない
外れるようにしか外れない


って造りになっているのでそこまで気にしないでも大丈夫です
上の写真は固定時のプレートの位置
固定する時はこの位置までプレートをクルっと回すのですが
この位置じゃないとネジ山が合わないので間違えようが無いです

そしたら手前に引っ張ればドライブスプロケットは外れます
この時に普段出来ない部分なので思う存分掃除すると気持ちが良いですw

あとはシャフト根元からオイル等漏れていないかもチェックしておくと良いですね

装着は逆の手順
注意点は

ドライブスプロケットガードがズレないように注意
締付トルクが非常に小さいので締めすぎ注意
リアブレーキの遊びが変わるので調整必須

これくらいです

チェーンにスプロケットを引っかけて、シャフトにスプロケットを入れる
その後はプレートを入れてねじ山に合う位置までクルっと回して締めこむ
文字にしたらこれだけです

10㎜ボルトを固定しなければいけませんが、空回りします
じゃあどうするのかというと、リアブレーキを踏みながら回します

締付トルクは非常に小さいのでそれで充分です

そしたらチェーン調整をして、ブレーキを調整して完了


トルクレンチを持っている場合にはもちろん使用した方が良いですが…
自分の場合は手で動かなくなるまで締めた後にリアブレーキを左手で踏んで、右手でラチェットレンチを軽くグっと締めこむ程度です

(アクスルシャフトとかはちゃんとトルクレンチで締めてますけど)

高いトルクレンチのが精度も高いのでもちろんそれが買えるのであれば良いのですが…


まぁ安いやつでも使わないよりは使った方が良いですし、体感である程度覚えられます
上のは4000円くらいで買えて20~140N・mまで対応しているのでカブならまぁほぼ対応出来るんじゃないかな、と

リアのアクスルシャフトもこのトルクレンチなら余裕で対応していますし

スプロケットの12N・mもキッチリ締めこむとなるとこれより小さい5~25N・m対応とかのトルクレンチになりますが…
このトルクレンチを使うのなら一度使わないボルトナットなんかを使うかして最低の20N・mがどれくらの締め具合なのかを覚える、っていう使い方でも良いかと…

一度締めこんでみて、そこから20N・mに設定したトルクレンチで締めてみてどれくらい力が必要だったか
どれくらいボルトが回ったか、とか

恐らくほとんどの方が、今まで締め込み過ぎてた、となると思います
ドレンボルトなんかも24N・mですからこのトルクレンチで対応出来ます

エンジン組み込みとかならもちろん高精度の高いちゃんとしたやつを使用した方が良いです

KTCのデジラチェのGEK060-R3だと12~60N・m に対応しているみたいなのでまぁこれ買えば間違いは無いです
2万弱と高いですけどね…

緩んで落ちた、事故った、壊れた、どうしてくれるんだ
と言われても困るので

KTCのデジラチェ買って作業して下さい
自己責任でお願いします

と言っておきます