ADV160に高効率エアフィルターとスクーター用オイルを入れて加速アップを目論んでみる
目次
KOSO レーシングエアフィルター
前々からSP武川さんから高効率のエアフィルターが出ていたのは知っていたものの、7000円弱という値段なのもありなかなか手を出せずにいました
で、何か面白そうなパーツとか新製品とか無いかな〜、とネットを徘徊していたら見た目が全く同一の物がKOSOから4950円で出ているのを発見
Amazonではまだ取り扱ってないのか、楽天市場かヤフーショッピングからwebike経由で買うのが最安値で4950円
他のところだと武川製と同じくらいの値段になってたりするので…
↓の商品写真では形状が違いますが、ちゃんと適合するものが送られてくるので大丈夫です
この値段ならまぁお試しで、と思えたので購入
内容も同じで荒目と細目のフィルターが付属してきました
挟み込んで固定する方式なので切って使う汎用のフィルターなんかも使えると思います
見た目も赤くてカスタム感が出ます
まぁカバー閉めたらほとんど見えないんですけどね
（一応覗き込んだらチラリとは見えますが）
取り付け、交換方法
カバーの取り付けボルトを外して中身を付け替えるのみなのでポン付けです
給気口付近のゴムの筒は移植する必要はありますが
荒目と細目のフィルターを入れ替えるのもプラスネジを外して入れ替えるだけです
プラスネジが多くて面倒に思うくらいで作業自体は簡単というか、単純です
プラスドライバー一本で出来る作業なので、最初のカスタムとしても良いかもしれません
電動ドリルドライバーがあるとめちゃくちゃ楽です
安物つかってますが必要十分につかえるので一つ持っていて損は無いかと
駆動系をいじる時にクランクケースカバーを外す時にも便利です
先端にソケットを付けられるようなアダプター使えば何にでも対応は出来ます
インパクトレンチほどの高トルクは無いのでそこが良くもあり面倒に感じることもあり…
ただ最初に全周緩めておいてあとからこれでガガガっとボルトやら回していくのでも普通にハンドツール使うのに比べてかなりの時短になります
締め付けトルクがインパクトレンチほどじゃないので締め過ぎでネジ山やボルトを傷める事も少ないと思います
トルク値も設定出来るものがほとんどですので
タッピングビスなんかに使う時は弱めにしておいて最後に確認がてら全周ドライバーやらレンチやらでキュッと締めておけば更に安心
何度か買い換えたりしてかれこれ3個目ですが、今回は↓のやつを買いました
3700円ほどの激安品です
これで十分使える
4999円とかになっていますが、1300円オフクーポンとか使えるので3700円くらい
付属のビットやらは質が悪いので持っていない場合にはちゃんとしたのを買う方が良いです
同時購入推奨品はこれ↑
これを先端に付けるとソケットが使えるようになるので使い勝手は大幅にUPします
交換後のインプレ
細目フィルター
最初に付いている細目フィルター
吸気音はほとんど変わらず
トルク感が落ちたような感じは無し
中〜高回転域で純正の時より吹けが良くなったような、、、気がする…
悪くなったと感じる点は何もありませんでした
荒目フィルター
これは本当にそこまで期待せず、どうせ二種類あるから試そうと思って交換
ところがこれが予想以上の変化を感じました
低〜中回転域の加速感が軽い！
なんというか、抵抗感が減ってスーッと加速していく、回転数が伸びていく印象でした。
吸気音も細目の時より大きめになりました。
加速タイムも計測したのでそれは後述
オイル交換、elf Scooter4 Maxi City 5W-40
オイルのスペック
粘度：5W-40
全化学合成油
JASO：MB
API：SL
実売価格：2200円前後
今まで使用していたのはレッドバロンのオイルリザーブ（elfの10W-40）→AZオイルの10W-40
5Wを選んだのは冬場というのもありますし、エンジン始動直後にすぐ走り出す事が多いので低温時の保護性能高めのが良かったから
あとはホンダならS9を入れたかったのですが、こちらの10W-30が無くなり10W-40だけになり…
E1なら10W-30ですしメーカー指定オイルなので間違いは無いのですが、以前アドレスV125Gに乗っていたときに高級なスクーター専用オイルを入れた際、振動が減って加速フィールが気持ち良くて更には再高速が伸びた、という事があったのでお試しがてら（V125の時は最後に一伸びするようになった）
現在の値段だとE1が¥1500ほど、S9が¥2500ほどなので、それくらい出すなら純正以外を試してみたかったというのもあり、こちらを選択しました
交換後のインプレ
前回の交換から700kmほどしか走行していなかったので、劣化したオイルから交換したわけでは無く、純粋にオイル銘柄を変えた事による変化だと思います
まず明らかにエンジンが滑らかに、加速も吹け上がりも気持ち良く感じるほどに向上
これは粘度の違いもあるとは思いますが、明らかに今までよりも上質な走行フィーリング
確実にこれは速くなっているし加速タイムも上がっているだろう、と感じたので加速テストもしました。
あとはこの性能がどこまで続くか、ですが
自分の場合はいつも2000kmまでには交換してしまうのでそこまで持てば十分かな
街乗りオンリーでシビアコンディション扱いでしょうしね
オイル選び
今時のバイクで今時のオイルならそこまで厳密に選ぶ必要も無いかなぁ…
AZオイルは長い事色々な車両で使用していますが全く問題ないですし
スクーターですが、慣らし運転の時は100kmとかでポンポンオイル交換するので慣らし中は車用のオイルを入れたりもしています
とは言え安心を買うならバイク用を使うのが無難で安心は出来ると思います
AZオイルなら4Lでも2500円ほどで買えるので
コスパ優先
AZオイルの10W-40を定期的に交換
安心の純正でスクーター用オイルで、となれば
普段のオイル交換はホンダ E1で、夏場はS9の10W-40
あるいは通年S9でも良いと思います
メーカー指定とは言えども真夏の灼熱地獄の中、高速道路を使うツーリングでE1だとなんか不安に感じてしまうので…
高いオイルだったり添加剤を入れると加速フィールが良くなったり、振動が低減されたり、吹け上がりが良くなったり、燃費向上したりといった変化はありますがそこの少しの変化や乗り味にそれだけお金を出すのに抵抗が無ければ高いオイルは高いだけあって良い物が多いです
自分はあくまでも趣味の乗り物で、最近は週末にしか乗れなくなったので気持ち良く楽しく乗りたいので良いオイルにしました
通勤メインならAZオイル使い続けてたかな…
通勤メインでも高いオイルを定期的に交換出来るのならそれがベストだと思いますが
あとは細かいところですが、オイルフィラーキャップ根本からオイルが滲んで周りが結構汚れていたのでそこのO−リングも交換しました。
外したのは結構固くて密閉性が落ちている感じだったので。
純正取り寄せでも良かったのですが、手軽に入手出来るキタコ製にしました。
各部の造りがあまり良くなくてこういった小さな部分が結構目立ちますね…
オイル交換、エアフィルター交換後の加速タイム
左がマフラー交換＋ドクタープーリー13.5gでの加速タイム
真ん中はオイル交換後
右がエアフィルター交換後（細目フィルター）です
加速フィーリングも加速感も吹けも向上したとは思っていたものの、どうせならOBD2接続してしっかり計測してやろうかな、と。
荒目フィルターの方が明らかに加速感やらが軽快なのでもうちょっと速いとは思いますが、また交換してテストするのも手間だったので細目フィルターでのタイムだけです
１：マフラー交換＋ドクタープーリー13.5g
２：オイル交換後
３：エアフィルター交換後（細目フィルター）
| 速度 | 1 | 2 | 3 | タイム |
| 0-20km/h | 1.131 | 1.031 | 0.992 | -0.139 |
| 0-30km/h | 1.743 | 1.617 | 1.570 | -0.173 |
| 0-40km/h | 2.438 | 2.300 | 2.294 | -0.144 |
| 0-50km/h | 3.329 | 3.294 | 3.265 | -0.064 |
| 0-60km/h | 4.652 | 4.525 | 4.482 | -0.170 |
| 0-70km/h | 6.296 | 6.149 | 6.117 | -0.179 |
| 0-80km/h | 8.789 | 8.698 | 8.589 | -0.200 |
| 30-60km/h | 2.911 | 2.905 | 2.868 | -0.043 |
| 40-70km/h | 3.860 | 3.785 | 3.779 | -0.081 |
感想
正直ここまでしっかりとタイムに差が出るとは思っていませんでした。
大体こういう変化の時はフィーリングは良くなったけどタイムは変わらず、ということが多いので
良いスクーターオイルに交換して0.1秒ほどの加速アップ
高効率エアフィルターに交換して更に0.1秒の加速アップ
駆動系を煮詰めてエアフィルターも荒目にして…とすればもっとタイムは上がると思います。
ただ個人的に実測で0-60km/hの加速が4.5秒切ったので満足しました。
メーター読みなら4秒くらいですし。
ウエイトローラー15.5gの時からの比較だと
・15.5g→13.5gへと軽量化
・オイルとエアフィルター交換
0-60km/hが5.089秒→4.482秒で-0.607秒
0-80km/hが9.631秒→8.589秒で-1.042秒
と、簡単な変更だけでかなりのタイムアップになっています
この後にセンタースプリング、クラッチスプリングなんかも交換してみたりもしましたが、かなりのカッ飛び仕様になりました
タイム測定はしていませんが…
クラッチミートが4200rpm、変速が8200rpmくらいになって高回転で結構刺激的な感じになりました
ただ、街乗りオンリーでストップアンドゴーが多い上に狭い道をよく使うのでもう少し抑えよう、とマフラーを純正に、クラッチスプリングも純正に戻しました
センタースプリングはベリアルのPCX用2.5%アップですが、こちらに入れ替えて今も使っています
この辺はまた別で書きます