X-ADV 2019,RC95 インプレッションその2(エンジンやら足回り、ツーリング適正等)
長くなりそうなので分割をしました。
前のインプレでは足つきとかを中心に書いたので今回はエンジン性能やブレーキ性能、足回り、走行モードや各種装備について書いていこうと思います。
目次
街乗り9割ツーリング1割です
高速道路で巡航が1回、奥多摩周遊道路を含めてワインディング走行が3回ほど
あとはほぼ街乗り
チェーンもカバードされていてカブのような雰囲気があります
遊び確認、注油はこのカバーを外さなくても出来ます
エンジン性能について
自分のは2019年式のRC95型です
車重 :238㎏
最高出力 :54ps/6250rpm
最大トルク:6.9kgf・m/4750rpm
走行モードはDモード、Sモードが3段階、MTモードとあります(メーター右真ん中)
他、純正装備としてはトラクションコントロール(メーター右上)
ETC2.0標準装備、グリップヒーター標準装備(メーター右上から2段目に表示されます)
Gモードボタンもありますが、今のところ使った事はありません
トラコンも介入した事が無いですしGモードボタンも使った事が無いので少しでも安く抑えたい場合には2017年式とかでも良いかと思います
街乗り
全く不満無し、パワー不足なんぞ感じる事はありません
Dモードで事足ります
むしろDモードでもシフトタイミングが遅くて結構引っ張ってシフトチェンジするなぁ、って感じます
Sモードの出番は無いです
燃費重視で走りたい時にはMTモードで自分で早めのシフトアップをしてあげる必要があります。
1速:~18㎞/h
2速:18~24km/h
3速:24~33km/h
4速:33~44km/h
5速:44~58km/h
6速:58km/h~
多分これが変速できる一番低い速度だと思います
峠とかでも帰りの下りを巡航する時なんかにはMTモードに入れて高めのギアでドコドコと走るのが心地良いですし、燃費もかなり上がります
まぁ左手の人差し指でカチカチっとシフト上げていくだけですので手間ではありません
街乗りでも早めのシフトアップでドコドコっと走ってあげると街乗り燃費も上がります
あとは低速域、渋滞やノロノロ運転、狭い道を走る場合にもMTモードのが良いです
というのも、Dモードだとちょうど18~19km/hくらいで2速に入ってちょっとブレーキかけたら1速に落ちて…
と繰り返すからです
そのちょっと上の速度域だと2速と3速をいったりきたりと
不意にシフトチェンジされると右左折時にバランス崩しそうで怖いので街乗りでも市街地走行なんかではMTモードで走っています
MTモードだとシフトダウンもギリギリまでしないようになります
大体これくらいの速度になるとシフトダウンされる、とか覚えたのでギクシャクしなくなりました
普通に幹線道路なんかを走る場合にはDモードのが圧倒的に楽なのでそちらにしています
Sモードが3段階も要らないからDモードの下のモードが欲しかったなぁ、と…
新型だとスロットルバイワイヤにもなっていますし、レインモードなんかもあるのでその点は羨ましい…
色々と好みに設定したユーザーモードにも出来ますしねぇ…
そういう意味では新型は正常進化していますね
ワインディング走行
Sモードを3種類試してみました
2段目が一番無難かな、って感じです
まぁシフトを引っ張る引っ張る…
奥多摩だとほぼ2速固定みたいな感じでした
DモードでもSモードでも、ある程度の速度まで出ていれば強制シフトアップ出来ますし、シフトダウンは好きに出来るのでコーナー手前でシフトダウンしてエンブレをかけつつ進入…
ってな感じの走り方も慣れてきたら思い通りに出来るようになります
ハッキリ言ってしまえば、ワインディングを攻めるような走行には向いていません
というのもバンク角が圧倒的に足りません
エンジン性能、足回りに関しては問題ありません
必要十分以上に速いですし、ブレーキも強力です(特にフロントが強力)
ただ自分のはサイドパイプという名のバンパーも付いていて通常以上にバンク角が浅くて早々に擦ってしまった
なので峠を楽しみたいのであればサイドパイプは付けない方が良いです
(攻めるとカウルを擦ると思いますけど)
って事で峠の途中で止まって、車載工具を出して前後サスを固めにセッティング
前後サスペンションのセッティングを固めにしてあげれば結構イケました
まぁコンセプト的にもスタイリング的にもそういうバイクではないですからね
景色を眺めながらのんびりと走るのが向いていますから
悪路に入り込んでもある程度までは不安無く走れます
ガチの悪路は厳しいですけど
ちなみにリアブレーキを多用するのでリアブレーキパッドだけは早々に交換しました
純正だとすぐにABSが介入してしまってコントロール性がもうちょっとほしいな、と
って事で選択したのはデイトナのゴールデンパッドχ
これは街乗りメインの方にもツーリングライダーの方にも最初のカスタムとして一番オススメかもしれません
コントロール性が大幅に向上しました
ABSが介入するまでの効き具合、コントロール性が思った通りになりました
効きも十分なので次回以降もリピートするでしょうね
品番:97186
750㏄で54psってどうなの?
って思われる方もいるでしょうが
エンジン性能的には十分パワフルです
54psでも十分です
400㏄マルチより馬力無いじゃん、とか言う人もいますが…
余裕でブッちぎれるのでご安心を
スペックを気にする方には向いていないと思います
ただ一度乗れば分かります
速いです
排気量ならではのトルクがありますからね
最高出力が同じ400㏄との違いは最高出力を発揮するまでの回転数に至るまでの加速
そこが圧倒的に違いますし、DCTなのでスロットルを捻っていれば良いだけ
なのでまぁスペック以上に速いです
今まで30台以上乗ってきて、2stV型3気筒のNS400RとかGSX-R1000等のリッターSSも乗ってきましたが
X-ADVは緊張感を感じさせず法定速度+αまで一気にグワァっと加速していきます
そこに頭の良いDCTが適切なシフトチェンジをしてくれるので楽で速くて疲れません
トルクと鼓動感が増したT-MAXって感じと言いますか
排気量が750㏄になったカブと言いますか
まぁ説明が難しいバイクです
スタイリングは個性的
でも中身は万能戦士で疲れない
積載能力も十分
色んなバイクを経験してきた人のがこの凄さと良さは感じやすいと思います
200psの怒涛の加速、300㎞/h出るバイクに乗りたい、とか
手軽に取り回せる軽くてパワフルなバイクに乗りたい、とか
林道ツーリングを思い切り楽しみたい、とか
そういった方は不満が出るとは思います
刺激が欲しい方には物足りないと感じるかもなぁ…ってな感じですかね
色んなバイクを経験してきて、色んな事をこなせるバイクに乗りたい
って場合にはこれ以上無いほどの良いバイクだと思います
とは言え語弊が無いように言っておきますが、X-ADVは十分楽しいバイクですよ
バイクに乗る、という事が楽しくなるバイクですかね…
スタイリングが気に入れば車体もデカくて所有感もあるのでその点でも満足出来るバイクでもあります
あんまり人と被りませんしねw
高速道路巡行
快適!以上!
それ以上に言う事がありません!
クルーズコントロールが付いたら最強になり得ます
フェリーも750㏄以下で安いですからね
ツーリング
まぁ一番の得意分野です
このバイクの真骨頂です
巡行すれば30km/lを超える
タンクが13Lなので巡航距離は400㎞に迫る
シート下収納も意外と入るしスクリーンの防風性能も十分
シートも広くて荷物が載せやすい
座り心地も良くて長時間でもお尻が痛くならない
そしてクラッチ操作が不要でまぁ疲れません
自分のは積載能力を増やすためにサイドパニアを追加しました
この点で失敗をしたので同じ失敗をしないように覚え書きをw
まず、サイドパニアステーは2種類あります
・純正キャリア、グラブバーと併用出来るタイプ
・GIVIのトップケースステーと併用しないと固定出来ないタイプ
で、それをちゃんと調べずに自分は下のGIVIのトップケース併用必須のものを調達してしまったのです…
今まで付けていたのはヘプコ&ベッカーのトップケースステー
上のタイプなら併用出来たのでしょうが…
って事で品番やらも書いておきます
まず純正キャリア、グラブバーなんかと併用出来るタイプ
PL1158
で、自分はこの説明書のPDFを読んでヘプコのトップケースステーにちょっと加工すれば付くな、って…
ヤフオクで落札しました
それが
PL1156
えぇ…
「6」と「8」を見間違えましたよ
で、この1156だとトップケースステーもGIVIのものにしないといけません
そのトップケースステーは
1156FZ
って事で、これを買い直して全部GIVIで揃え直しました…
いやはや…
無駄にお金かかって苦労しました…
で、ここにモノキーベースかモノロックベースを固定してトップケースを付けるのですが
他でお金かかりすぎたのでトップケースは安く済ませました
キジマのK-max k22という50Lで1万円ちょっとのリアボックスです
なぜこれにしたかというと…
なぜか「モノキーベースにポン付け」なんです
モノロックベースの中古を買って安めのモノロックケースにしようと思っていたのですが、アップガレージでモノキーベースがボルト類とか付属品無しのものが格安であったもので…
収納力はさすがに50Lだけあって余裕です
J-Cruiseを入れても余裕でもう1個入るほどのスペース
鍵を回す必要はありますが、プッシュオープン、閉める時も爪を引っかけて下げる
その後に鍵を回す、という1工程は増えますが、そういうタイプの方が鍵の閉じ込めとか起きようがないので良いと思っています
見た目も悪くないと思います
装着は本当にポン付けです
他のアルミ製とかのモノキーベースだとどうなのか分かりませんが、このタイプでしたら本当にポン付け
ただ、ガタつきが気になったのでゴムを変更しました
このリアボックスに限らず、モノロックでもモノキーでもガタつきが気になる場合にはゴムを交換したら一気に改善します
Z126A
という品番で通常品より高さがあります
これにしたらガタつき皆無になりました
右が普通の、左がZ126Aです。
この微妙な長さでガタつき皆無になります
こっちを標準にしてくれ、って声も多いほど効果抜群
本当に自分もそう思います
最初からこっちにしておいてくれ…と…
とまぁ、まだ書きたい事は色々とあるのですがいつも通りの長文になってきたのでここらで。
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