X-ADVで北海道ツーリング2023
去年の話ですが、そういや書いてなかったなと思ったので…
元々このX-ADVが欲しくなったのが前年の北海道ツーリング
その時はPCX125で行ったのですが、こりゃ北海道走るならX-ADVとかアフリカツインみたいなバイクだと最高に楽しめるんじゃなかろうか、と
で、帰宅後即見に行って契約して納車と…
X-ADVにしたのは排気量とDCT、スタイリングすべてが好みと使い勝手にドンピシャだったため
フェリーとかも未だに750ccを境に値段変わったりするので少しお得
自分が買ったのは2019年式のRC95です
Gボタンとかトラコンとか付いて過去にあったリコールとか終わった最終型
購入当初から付いていたのはヘプコアンドベッカーのリアボックス
アルミステップボード、スタンディングステップ、ワイバンマフラー
スクリーンはよくわからん多分AmazonとかにあるPuigのコピー品みたいなの付いてました
このスクリーンは絶対に買わないほうが良いです
何しろ視界が歪みまくりでとてもじゃないけど立てて使えません
使うとしたら一番低い位置で少し風防効果高める程度+見た目くらい
まぁなにはともあれX-ADVを手に入れて、しばらく街乗りに使ってました
(PCX125とZ750Sを下取りに出したので)
車体はデカいし重いけどまぁ意外と街乗りもいけるもんで
扱いなれるとフルロックUターンも楽々こなせます
重心が低くて安定しているんですよね
なので結構不安なく出来ます
燃費も街乗りでのんびり走れば20~23km/l近く
軽いツーリングなら25〜30km/hちょいまで伸びる
750ccで街乗り、ツーリングに使ってレギュラーガソリンでこれはかなり優秀
ロングツーリングの準備
まず手を付けたのはスクリーン
最初はMRAのツーリングスクリーンを購入して付けていたけど長距離巡航増えるだろうし…と
GIVIのどデカイスクリーンに交換しました
乗車姿勢にもよると思うけど二段目、四段目あたりが一番巻き込み風も少なくてそのどちらかで走行してました
一番高くした方が直接の風は防げるものの巻き込み風が結構来るので普通に巡航するときは二段目
速度出して巡航する時は四段目と使い分けていました
スクリーンはかなり巨大ですが車体もデカいのであまり違和感もありません
街乗りだと大袈裟に見えますが
次に手を付けたのはサイドパニア
サイドバッグより確実でスタイリング的にも旅感があって好み
ステーを選び間違えてトップケースキャリアも買い替えることになって予算オーバーしたからサイドパニアケース自体は中古の安物で…
以前にも書きましたが、こちらのPL1158だと純正キャリアなんかと併用出来るのでこちらのがオススメです
PL1156だとトップケースフィッティングもGIVIの専用品じゃないと付きません
左手でハンドル、右手でグラブバーを掴んで後方に車体を押すとき、純正キャリアのが圧倒的に押しやすいです
(庭に入れる時に毎回段差を超えて後ろ向きに入れないといけないので)
GIVIのトップケースキャリアは掴むところが下過ぎて押しづらいです…
現在付けているサイドパニアはGIVIのE21ですが、そろそろ買い替えようかと思っています
候補はGIVIのE23NDです
当初はラインナップされていなくて最新がE22N
こちらもスタイリングはシャープでなかなか好み
が、これが割れると噂でオークションやフリマサイトで片側だけ売ってることが多い
・E21N ~ PP製
・E22N ~ ABS製
・E23ND ~ 軽量な耐UV性の樹脂素材との記載
そんな簡単に割れるのは困るので…
E23NDになってABS製とは書かれていないし素材も変更になったのかなぁ
スタイリングも上面がフラットでネットとか引っかけて荷物も載せられそうな形状
購入したら素材見てみます
今使ってるE21より容量も多いからもう少しだけ荷物も増やせそう
って事で次の候補はこれに決定
初のサイドパニアでしたがまぁ使い勝手良いですね
キャンプ時にもカチッと取り外してテント内に持っていって荷物を取り出して色々と準備
横開きと縦開きのものがありますが、個人的には横開きの方はちょっと停車時に荷物整理したいときに使い勝手悪そうで縦開き限定で探していたのでE23が理想的
あとはリアタイヤが一度パンクしていたので念の為新品交換
まだまだ溝はありましたが特殊なサイズなのでこれも念の為に新品に(自分でパンク修理したけど自分が信用ならん)
純正タイヤじゃなくてダンロップのミックスツアーにしました
適合するタイヤで一番入手性が良かったからです
お値段もお安いです
レッドバロンで注文してリアタイヤ17000円ほどでした
フロント純正のブリジストン、リアはダンロップ
という組み合わせですが特に不具合はありません
峠攻めまくったりするようなバイクでも無いですから
次の交換でフロントもダンロップに交換して帳尻合わせ予定w
ツーリングの日程、経路
日程は2022年も2023年も7月の中旬から2週間ほどです
2022年は新潟港〜小樽の新日本海フェリーを使用しました
そして時計回りに一周
PCX125というのもあり、仙台港まではキツかったというのもあり、新潟港からにしました
それでも新潟港近くで前泊しましたけど
2023年はX-ADVだから高速道路が使えるので仙台港から苫小牧経路の太平洋フェリーを選択
そして反時計回りに周りました
新日本海フェリーだと12:00発、4:30着だったので到着後にそのまま宗谷岬まで行けたりするのが利点
太平洋フェリーだと苫小牧着なので釧路方面、函館方面、富良野方面と選べるのが利点かも
とはいえそこまで差はないですけども
19:40発、11:00着なのでしっかり睡眠が取れて初日はゆっくり回れる
到着当日からたくさん走れるのが新日本海フェリー
運賃は新日本海フェリーのが安いです
ただ、早割で部屋を抑えられたら太平洋フェリーのが安くなります
新日本海フェリーではツーリストS
太平洋フェリーではきたかみのエコノミーシングル
こちらを選択しました
乗船日によって船も違って部屋も変わるので一概にどれが良いかは言えませんが、両方ともかなり快適でした
どちらもカードキーで鍵がかかるドア付き
価格差がかなりあるのならわざわざ個室を選ばなくても良いのですが、そこまで差があるわけでもないので快適性を重視して個室に
友達とかと行くときは普通の寝台でも楽しいでしょうね
各種割引もどちらもありますが太平洋フェリーの早割は本当にお得なので取れるのであればそちらがオススメです
船酔いなんかが不安な方もおられるかもしれませんが、どちらも大型船なのでよほど天候が荒れていない限りは大丈夫かと思います
10年以上前ですが、初めてフェリーに乗った時は念の為最強と呼ばれているアネロンニスキャップを服用しましたけど、あ、こりゃ大丈夫だなとその後は酔い止めも飲まず毎回快適に過ごしてビール飲んで爆睡です
唯一、新日本海フェリーだと12:00出港なので暇を持て余す時間が多いのが難点ですかね…
太平洋フェリーだと乗船後すぐにお風呂、夕飯、そしてビールを飲んで爆睡
起きてからゆったりと準備をする時間もあります
新日本海フェリーだと早めに寝ないと到着が4:30なので寝坊したら慌ただしくなります(経験談)
北海道での宿探し
基本はキャンプでしたが、やはりたまには設営とか考えず楽したいのでビジネスホテルを何箇所か前もって予約しておきました
天気予報もコロコロ変わるのであまりアテになりませんが、天気が崩れそうな日をビジネスホテル宿泊の日にしました
洗濯もしたいですしね
あとは巡りたい場所を決めておいてルートを決めて、適度にビジホ
ビジホは甘えとか、俺等の頃はナビなんてなくて云々言う昔ながらのライダーはいますけど無視です無視
こちらは快適にビジホとナビ使いながらツーリングを楽しみましょう
お金が許すのなら毎日ビジホで巡りたいですもん
ただシーズンにもよりますがまぁ高いんですよビジホ…
コロナ禍の時と比べて倍になってました
なので自分は節約のためにキャンプしてたようなもんです
もちろんキャンプは大好きなので苦じゃありませんけどね
テントも去年DODのバイクインテントに買い替えたので快適でした
ワンタッチテントで前室も広くて理想的
疲れ果ててキャンプ場に到着して設営する元気が無くてもワンタッチテントでサクッと設営完了するので助かりました
25000円前後で買えてめっちゃ快適なのでオススメです
テント泊でも疲れをしっかり取るのに今年はマットじゃなくてコットを持っていきました
マットのがお手軽だし、と去年はマットを持っていきましたが熟睡出来なかったキャンプ場もあったので、とにかく快適に寝たくてコットに
一度使うとこの快適性は手放せません
バイクインテントだと入れるのにちょっと苦労しますけど入る事は入ります
最悪中で組み立てれば良いですし
激安品を使っていたのですが見事に破けて廃棄する事になって、↑のやつに買い換えました
値段とサイズ感では理想的です
ちなみにバイクインテントは収納時が約60㎝ほど
防水バッグは似たようなのがたくさんありますが自分は今年は60Lほどの防水バッグにしました
去年使った↓のDRYPAKだと40Lでもバイクインテントは入りましたが、他にも色々と入れたかったので
これの40Lは底面が60㎝あるのでスッポリジャストで入ります
DRYPAKだと4方向で固定なのでナンバー付近2か所、タンデムステップ付近2か所で固定になります
自分が今回買ったのは下に2本固定用ベルトがあるタイプ
こういう似たようなバイク用防水バッグってしょっちゅう名前とかブランドとか見た目が変わるんですよねぇ
まぁだからといって困らないので良いのですが
サイドパニアステーの部分を通して固定出来そうだったので下側を通して固定するタイプにしました
万能なのはOSAHのDRYPAKみたいな4点留めでしょうけどね
前まではTANAXのフィールドシートバッグとか使ってましたが、防水カバーとか面倒になって…
こういった防水バッグだと雨でも気にしないで良いので楽ちんでしかも安いので完全にこちらに乗り換えました
テント、コット、テーブル、椅子、ペグ、ハンマーあたりをひとまとめにして入れてあります
ロングツーリングじゃなければ40Lでも十分ですけどね
個人的にオススメキャンプ場
キャンプ場は無料〜有料までとにかくたくさんあるのでキャンプをする場合には泊まるところで困ることは少ないと思います(富良野あたりは混んでますけど)
ゴミ捨て問題もあるので、有料のキャンプ場でもゴミ回収してくれるところを選ぶほうがなんだかんだ快適です
有料とは言っても関東近辺のキャンプ場とは比較にならないほど安いですし
一泊数百円も払えば十分高規格なキャンプ場です
ここは連泊した標津にある「海の公園キャンプ場」
2泊して800円ほどでした
一番良いのがゴミが捨てられる点
温泉まで歩いて5分ほど
セイコーマートまでバイクで数分
場所的に知床や野付半島なんかにもアクセスが良いです
知床は2022年も行ったけど天気最悪でリベンジしたかったので2023年は連泊してみましたw
↑2022年
↓2023年
リベンジ成功したので満足です
でもまた行くだろうなぁ…
知床五湖は外国人観光客めっちゃ多かったですが
あと2022年も2023年も連泊したキャンプ場は
富良野にある「星に手のとどく丘キャンプ場」
1泊1000円ですが、ライダー専用サイトがあります
富良野市街地から結構上ったところにあるので雲海みたいなのが見れたりもします
夕焼けもめっちゃくちゃキレイです
うさぎがたくさんいて可愛くて癒される(うさぎ飼ってるくらい好きなんです)
人気があってキャンプサイトはすぐ埋まるけどライダー専用サイトは結構予約取れる
そしてジンギスカン屋が併設されていてそれがとにかく美味い!!
昼間とかだと2時間とか待つけどキャンプ客は予約しておけば夕方から待ち時間無しで食べられる
あとは名前の通り星空が凄いキレイです
焚火台不要で焚火可能
買い出しは下まで降りる必要があります(10㎞ほど)が、大きなスーパーとホームセンターが併設されたようなショッピングモール、あとは温泉なんかもあります
ただ、ブヨが結構いるのでそれの対策はしておいた方が良いです
対策してましたけど噛まれました
レッドバロン会員の人向け
帯広と稚内にバイクステーションって宿があります
一泊2200円で個室、エアコン付き
ピット併設でオイル交換やら何やらと整備もしてもらえるのでかなりオススメ
特に稚内のバイクステーションは宗谷岬のすぐ近くで洗車場もあって、チェーンルブとかも置いてあって好きに使えます
そして何よりコインランドリーが無料
ここだとキャンプサイトもあるので連泊しても快適でしょう
ゴミ捨て問題も気にしないで良いですし
セイコーマートも結構近くにありますので買い出しにも困りませんでした
ここは次もまたリピート確定
屋根付きの部屋の真ん前にバイク停められて荷下ろしも荷造りも快適極まりなし
最寄りのレッドバロンから予約出来ました
北海道ツーリングとなると距離走りますし、オイル交換やらチェーン調整に注油やらおまかせして、ついでに洗車してゆっくり休めます
談話室みたいなところでライダーの方と交流するのも楽しかったです
あとは去年は太平洋フェリーだとレッドバロンの会員証を見せたら朝食無料になるキャンペーンやっていたのでそれも活用
それとは別に北海道ツーリングキャンペーンもやっていて、日程とか色々と登録しておくとレッカー無料とか利点はめちゃくちゃ多いです
レッドバロンってだけで毛嫌いする方も多いですけど、日本全国に店舗があってツーリングが趣味の場合にはこのサービスを利用するためだけにレッドバロンで買うのもアリです
評判の悪い店舗もありますが、良い店舗、整備士さんも多いですから
自分自身ハズレの車両を引き当てた事はありますがキッチリ全部対応してもらえましたし
車両価格は高めですが、タイヤ交換時にタイヤの値段は量販店より安かったり
オイルリザーブも安い
ランニングコストは結構抑えられると思います
某メーカー直営店の工賃は驚くほど高かったです
レッドバロンは工賃も良心的です
X-ADVで北海道を走る
で、やっと本題w
何台のX-ADVと出会えるかと楽しみにしてましたが
1台だけ、ビジホの駐車場にあるのを見ただけ…
おかしいな…
これほど北海道ツーリング向けのバイクは無いと思ってたのに…
まぁそれはさておき、どうだったかと言われたらもう一言
快適
これしかない
燃費も平均30km/lを余裕で超えてくる
タンク容量は13Lなので航続距離は400kmほどになります
ひたすらまったりとマニュアルモードでギア高めにして巡航していたら40km/lくらいまで伸びた事も
750ccだよな!?なにこの燃費!?
って驚きました
メーター左上が平均燃費です↓
もちろん750ccあれば荷物満載の登板路も楽ちん
追い越しも楽ちん、DCTで疲れ知らず
シート下に積載もあるしグリップヒーターにETC標準装備なもんでもう
「これで旅してください!」
と言わんばかりの装備
トラコンにABSもありますしちょっとした悪路くらいなら余裕で走り抜けられます
スタンディングしてハンドル抑えながら走れたり
北海道だと不意に砂利道が現れることも多いのでまぁ助かりました
↑宗谷岬の白い道にて
サイドパニアとトップケース、シート下
あとはセンターバッグで積載性は抜群
運転は楽だわ十分なトルクとパワーで余裕だわ燃費も良いわ他のライダーとの会話のネタにもなるわで最高ですよ
やっぱりX−ADVが気になってた、ってライダーも多いみたいで色々と聞かれることも多かったです
あとは望むことはクルーズコントロールくらいですかね…
それさえ付けば本当に最強だと思います
荷物満載にしたらそりゃ取り回しは重いですけども扱えないほどではないギリギリライン
走り出せば快適ですしね
まぁ何より驚かされたのは燃費ですね
レギュラーガソリンで750ccでこの燃費は驚異的
NC750系のこのエンジンは凄まじいと思います
右足痛めててリアブレーキの繊細なコントロールが苦手な自分にとっては左手がリアブレーキなのも本当に扱いやすくて理想的です
パーキングブレーキもありますし
ポジションの自由度も高くて見た目と反して本当にオールマイティなバイクです
どこまででも走れるな、って感じるほどです
カスタムパーツは少ないですが、海外では売れているみたいで欲しいものは取り寄せが多いですが十分に揃っているので好みにカスタムも出来ると思います
これで130万円くらいなのは正直かなり安いと思います
NC750系でこの値段は高過ぎるとか言われますが、ほぼ専用設計だったりするので妥当だと思います
というより他のリッターツアラーやアドベンチャーモデルと比べたらかなり安く感じます
車体もデカくて個性的で、好きな方からしたら堪らないでしょうし所有感も満たされます
最後に1台だけ所有するとなったら自分はこのX-ADVを選ぶと思います。
それか普段使い優先しつつの一台を選ぶとなればPCX160かADV160あたりが個人的にベストです。
もし一台に絞るとしたらロングツーリングメインの使い方ならX-ADV
普段使いもするならPCX160
所有欲も満たすとしたらADV160
って感じですかねぇ…
せっかくなんで定番っちゃ定番の場所ですがここは行っておいて間違いは無いって場所の画像だけ貼って終わります
↓の場所は稚内のバイクステーションから宗谷岬経由しつつ余裕で1日で回れます
稚内に行くまでにオロロンラインも通りますし、稚内のバイクステーションで1泊しつつここらを巡り
次の日には富良野あたりを巡るも良し、オホーツク海沿いを走って知床方面に行くも良し
今年も北海道ツーリング行けたら良いなぁ…
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません