ADV160、峠走行してみて再インプレ、純正プーリーが粗悪品だったお話
500kmで2回目のオイル交換をしてとりあえず自分の中での慣らしは終わりました
で、奥多摩に行って峠道走ってみたら運動性高くて予想以上に楽しめたのと、特に足回りへの印象がかなり変わったので再インプレしておこうかと。
まだ高速道路は走行していないのでETC装着して高速道路を走ったらその点も書こうと思います。
で、慣らしがここまで進まなかった理由として純正プーリーがあまりにも酷い状態だったというのがあります。
個体差だとしてもこれはちょっとね…
ADV160購入された方は念の為プーリーの状態を見ておいた方が良いんじゃないかな、と思うほどでした。
初回点検で駆動系まで見ませんしね…
メーカーには販売店から言ってありますが、メーカーからウエイトローラーだけ新品で貰いました。
プーリー交換してほしかったんだけどなぁ…
サンドペーパーで均してようやく普通に使えるようになったけど、最初の状態を写真で残してあるのでそれを交えつつ。
純正プーリーが酷い状態だった件
まぁこれは画像見てもらった方が早いです。
上の画像のウエイトローラーの傷と段減り
これ、走行150km時点での写真です。
1500kmじゃないです、150kmです。
慣らし初期段階だから速度も出していないし急加速とかもしていない状態です。
100kmで初回オイル交換して、慣らし二段階目行く前にプーリーボスを軽量なものに交換する予定で外してみたらウエイトローラーがやたら傷だらけで驚いて…
表面にちょっと付いた程度ではなく爪に引っかかるくらいの傷です。
それで驚いてウエイトローラー取ってプーリーのローラーガイド部分見たらまぁ表面が酷い…
細かいバリというか何というか表面が指に引っかかるヒビだらけです。
そりゃこんだけ酷かったら傷も付くし引っかかって段減りするところもあるわな…
これこのまま駆動系開けないで慣らし1000km、高速道路とか走行してたらどうなってたんだろう。
JK05の純正プーリーはちゃんとしてたので個体差なのかなぁ…
生産国が
PCX:ベトナム
ADV:タイ
ってなってるのでその違いなのか…
それとも自分のだけハズレ引いたのか…
最終処理し忘れたのか…
とてもじゃないけどこんな状態で走るのは嫌だったので自分でプーリーのローラーガイド部分処理しました
400番から1000番まで使用して地道に磨きました
ダイソーのサンドペーパーセットが大活躍
最後はスコッチブライトで磨いて処理して、念の為ローラーガイド部分にプーリーグリスを塗布しておきました。
ある程度表面均したらウエイトローラーセットしてしばらく走って確認して、というのを繰り返して3回ほど微調整で削ってようやく傷もつかない状態になったので新品のウエイトローラーを入れ直してとりあえず完成。
ウエイトローラー軽量化は一度峠道走ってみてから考えようと思っていたので交換してもらった純正の19g入れました。
余計なところでめちゃくちゃ疲れたなぁ…
というか傷がつかない、ってそれが普通だと思いますが…
今まで何台もスクーター乗ってきましたがこれは初です。
安い社外プーリーなら分かりますけど純正部品でこりゃないですよホンダさん…
正直ウエイトローラーだけ新品にしてもすぐにまたこうなるんだからプーリーもちゃんとした新品に交換してもらいたかった。
あのまま気付かずずっと走ってたら1000kmもいかずにウエイトローラーが完全に終わって変速おかしくなったり駆動系から異音してきたりしてたかもしれません。
高速道路使ってたらと思うと恐ろしい。
自分のがハズレだったという可能性も高いとは思いますが、2024年式のADV160購入された方で一度も駆動系チェックされていない方はしてみるのも良いかと…
あとどうでも良いですが、車載工具のプラグレンチもハズレでした…
プラグが入らんのです。
(プラグ根本見たら穴の一部が歪んでいるのが分かるかと思います)
ここもヤスリで削って削ってようやく使えるようになりました。
なんだかなぁ…
ADV160自体は凄く良いバイク、スクーターだと思うんですがこういった事があるとちょっと…
高級車ってわけでもないですが、この排気量帯ではそんなに安いバイクってわけでもないですし、品質管理ちゃんとしてもらいたいなぁ…と思ったお話。
奥多摩走行後のインプレ
とまぁ、前置きがかなり長くなったので分けて書こうかと思いましたが、峠道走行でかなり印象変わったので熱が冷めないうちに書いておきたいのでこっちも書いておきます。
ちなみにGWの連休中というのもあり渋滞、周遊の登りではほぼフルスロットルしましたが燃費はこの通り
走行後で汚くて見辛いですが52km/l。
(アイドリングストップONです)
100kmくらい街乗りに使っていたのでトリップBに切り替えて奥多摩走行〜帰宅だけの平均燃費用に使いました。
普段はトリップBはオイル交換毎にリセットしていますが近々交換するのでまぁ良いかと。
これは北海道ツーリングでひたすら巡航してたら60km/lくらいいけるんじゃないかな…
前後足回り
奥多摩周遊道路とか檜原街道とか走ってみて足回りの印象がかなり変わりました。
街乗りでの段差とか通る時に
「リアがちょっと硬いかなぁ…」
って印象があったのですが、奥多摩走ってみたら全く硬いとかそういう印象が無くてめちゃくちゃ快適で良い足回り、ってなりました。
あれ?これめっちゃ楽しいぞ…?
ってなりました
着座位置が高くてハンドルバーに入力もしやすくて倒し込みは軽いけど、そこから少しでもスロットルを開けばリアの踏ん張りが効いてスロットル操作と少しの体重移動で思い通りに通りたいラインを通れる。
PCXだと車体に任せてスイーっと走るのが快適でしたがADVだと積極的にライポジ変えたりリア寄り、フロント寄りと荷重変えての走行も楽しい。
ハイグリップタイヤ履いてセンタースタンド外したらかなり攻められるんじゃないかな…
スロットルを開けた時のトルク感とトラクションの掛かり方が結構分かりやすくて思い通りになってくれる事が多かったので走ってて気持ち良かったです。
俺上手いじゃん!ってなる感じw
前後足回りと車体バランスのおかげでしょうけどねw
決して峠道が速いというわけでは無いですが、走ってて気持ち良かったのでそれが一番大事
やっぱりある程度の負荷を考えてのリアサスなんでしょうかね。
だから街乗りしかしない場合には「リアサス硬い!」ってなるのかもしれません。
ある程度距離走ってリアサスが馴染んだのもあるのかもしれませんが、ここまで印象がガラッと変わるとは思わなかったのでなかなか驚いた
前後ブレーキ
峠道を走ってみて、不足は無いけどもう少し強化したいと感じました。
レバー位置が自分に合っていないというのもあると思います。
もう少しレバー近め、パッドはやっぱりゴールデンパッドが合いそうです。
そしたらもう少し奥まで握りこんだりチョイ掛けで微調整がやりやすくなりそうです。
最初の印象通りでリアブレーキだけゴールデンパッドにしてエンデュランスのレバーに交換したらかなり自分の好みに合ってさらに楽しく疲れずに楽しめそうです。
エンジンと駆動系
峠の登りとなるとさすがに160ccだとちょい厳しいかな、というのはあります。
ただ思った以上によく走ってくれます。
クルッと回ってスロットル開いた時のトルクの出方は十分に力強くて好みでした。
駆動系色々とイジった125ccとは違う排気量の余裕からくるトルクでグッと車体を押し出す感じ。
駆動系イジった125ccのが速いとは思いますが結構高回転キープとスロットルに対しての反応で疲れるんですよね。
そこはこの絶妙な排気量と車体の軽さが効いてると思います。
本当に125ccから32ccしか変わっていないのにここまで余裕が出るかというくらい違いを感じます。
まぁさすがに長い登りだとスロットルガバっと開けて速度が付いてくるのを待つスクーター特有の乗り方になります。
荷物満載したら更に顕著になりそうなのでウエイトローラーは少しは軽量化した方が良さそうですね。
あとはセンタースプリングを少しだけ硬くするくらいでちょうど良いかな。
ドクタープーリーの17.5gくらいと、センタースプリングはJK05から外して保管してあるNCYのベアリングスライダー入れてみてちょい強化とロス低減狙う感じで様子見予定。
クラッチは正直自分の好みならイジらなくても良さそうです。
街乗りだけなら正直フルノーマルで不満は無いです。
加速タイム計測してみましたが余裕でK5のV125より速いです。
OBD2接続して拾った実測でこのタイムなのでメーター読み60km/hとかなら5秒は切ってますね。
特に意識することなく一発勝負的な感じでこの結果だったので、何度か試したりトラコン切ってみたりリアブレーキ握りながら回転数上げてスタートとかしたらもう少し速いかもしれませんけどそこまでするのも面倒だったので…w
あとは高回転域、どこらへんで変速終わるのかちょいと回してみましたが
大体75km/hくらいで変速が終わってそこから回転数と一緒に速度も伸びていってます。
燃費を無視するなら12gくらいのドクタープーリーとか入れてセンタースプリングも強化したら結構ドカンとカッ飛ぶ仕様になりそうです。
とりあえずプーリーは自分で何とかしたんで今後は駆動系もちょろっとイジっていきたいと思います。
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